ロレックスはなぜ高い?~ROLEXの資産価値~

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■ロレックスのリセールバリュー

リサイクルショップや質屋さん、腕時計専門店や中古ブランド屋さんに行けば「ほぼ100%」現金化できるのがロレックスの凄い点です。
更にはその買取価格の高さに驚くことでしょう。
10年近く使用したにも関わらず「買った時より高い」値段を提示された方が多いのではないでしょうか?

なぜそんなことが起こりえるのか?
通常「使用」したら売却時には損が出ます。
「損」ではなく「使用」したことへの対価と考えるのが普通で、自動車や洋服などは当たり前ですよね?
ロレックスも短期的に見れば「新品で買って半年して飽きて売った」と言う状況なら「損」が出ます。
しかし中長期的に見ると「損」が出る可能性は少なくなり、ことスポーツモデルに関してはほぼ0に近くなるのです。
着けていながら銀行にお金を預けている(利息)よりも多くの価値が上がり、手放す時にプラスになってしまう「魔法」のような本当の話です。

そこには先にも述べた資産価値を維持するオイスターケースやパーペチュアルムーブメントの活躍もあるのですが、スポーツモデルに関しては「製造終了」と言うマジックワードが関わってきます。
ディスコン(ディスコンティニュー)、リタイア、製造終了などと呼ばれるカタログ落ちしたスポーツモデルは今後手に入らなくなるため「価値」が急上昇するのです。
最近では4年足らずで姿を消したシードゥエラー4000ことRef.116600や、初の自社製クロノグラフムーブメントを搭載した記念モデルRef.116520などがグングン価値を高めています。
例えばREF.116520は2016年製造終了時には150万円ほどで新品が購入できましたが、1年と少し経った2017年8月で未使用完品が200万円ほどに上がっていますね。
50万円ですよ!凄くないですか?
このようにモデルチェンジを繰り返すスポーツモデルには「製造終了品」の値上がりに期待する人々が多く存在し毎年3月のバーゼルワールド新作発表が待ち遠しいのです。

ロレックスはヨーロッパ・アメリカをはじめ中東、日本、香港での人気がとても高く、その国々には多くの中古時計店が存在します。
近年では、その優良な中古ロレックスを狙って新興国や中国のディーラーが世界で買い漁っている状況ですね。
彼らが求めるものが価値を高める傾向にあるので、最近では何が流行るか読みにくくなっています。

日本のロレックス中古市場も海外のバイヤー次第となっている状況です。
最近では5桁のデイトナやグリーンサブ、GMTマスターの値が高騰し、ロレックスファンも右往左往しましたね。
売買を楽しむ方には手放すタイミング、買うタイミングがとても難しい時代になりました。


 

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